頬を撫でる程の風すらも

私の心を掻き乱し

私の正気を削りとっていく

けれど私は

此処から目を逸らす事すら出来ずに

ただ瞳を見開いている

目を逸らした瞬間 私の居場所を見失いそうで

怖いから


鼻を擽る程の風すらも

私の声を掻き消して

私の想いを切り刻む

けれど私は

此処で身じろぎすら出来ずに

ただひたすらに待っている

此処から離れた瞬間 貴方が私を見つけてくれなくなりそうで

怖いから


ただひたすらに 貴方を待ち続ける

私と貴方の居場所は此処だと信じて

朽ちる事すら厭わずに